大切な愛猫を失われた方へ
以前猫さんを飼われて居て、最期まで面倒を看たのち、もう二度と猫さんは飼わないと心に決めた方は大変多くいらっしゃいます。
かつて私も大切な家族の猫を亡くした後、二度ともう猫さんは飼わないと心に誓っていました。あの子が最期の私の猫だと。
しかし、その後周囲で虐待にあってる猫さんと出会い、少しでも外で暮らさざるを得ない猫さんを減らす活動を始めました。
そういった活動をしていると、保護せざるを得ない子達とも多く出会い、今は7匹の猫さんを自宅にて保護しています。
大切なあの子への想いは何も変わりません。ただ、身近な所に救いが必要な猫さんが生きているのも事実なのです。
最期まで猫さんを大切な家族の一員として看てくださる方は多くいません。どう生きて来たのか、どう生きて行くのか、どうやって家族を幸せに出来るのか、日々考えそれに向けて努力を継続出来る方は少ないのです。
そういった責任感があり、猫さんの命を大切に想ってくださっていた方を、このまま二度と猫さんを迎え入れる器から外すというのは、とても勿体なく惜しい存在だと思っています。
もう二度と猫さんを飼わないと心に決めた決意は理解出来ます。しかし、それを乗り越えてまた猫さんを迎え入れて頂きたいのです。
それくらい今の世の中では信頼の置ける里親さんを探すのが難しいのが現状なのです。
ご自分で悲しみを乗り越え、また保護猫を迎え入れている方もたくさんいらっしゃいます。しかしそれを皆が出来るとは思えません。その上で、愛猫に似ている子ならば二度と猫さんを飼わないと決めた強い心も揺らぐと思うのです。
保護猫団体や保護猫活動家は多くの譲渡が難しい成猫を抱えています。また日々の活動で里親さんを見つける余裕が無く、手術後にTNRとして元の場所に戻し地域猫となって貰う子が大半です。
では地域猫となれば幸せになれるかと言うと、野良猫の時と待遇はほぼ変わりません。一般の人からすると野良猫・地域猫の区別は付かず、猫が嫌いな人や糞尿被害を受けて居た人からすると疎まれる存在には変わり無いのです。
そういった行き場の無い猫さんの中で、愛猫と特徴が似ている子を紹介する無料のボランティア活動が「なごり猫」となります。
フォームからご登録頂けましたら、後日お返事を差し上げますので、その際に愛猫の特徴を詳しく教えて頂き、それを元にイラストを作成します。
そのイラストを当サイトに掲載し、保護猫団体・個人の保護猫活動家の方に定期的に見て頂き、保護していたりTNRとして元の場所にリリースする子がイラストの猫さんに似ていた場合連絡を入れて貰います。
保護猫活動家から連絡が来ましたら、すぐに登録頂いた方にご連絡をしますので、その後は保護猫活動家の方とお写真やお話をして頂き、トライアル・譲渡 などにお進み頂けたらと思っております。